歯科医師の技術と写真撮影
- ・写真の撮影について
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歯科医院で写真を撮られたことがあるでしょうか?
良い歯科医師の条件と言われると、色々あって難しいのですが、ある程度のレベル以上の歯科医師が、口をそろえていうこととして、「治療の写真を撮る。」ということがあります。
もちろんレントゲンも治療をする上では重要な資料ですが、歯や歯茎の色、形、顔とのバランスを記録するには、写真が一番良い資料なのです。
それによって、適切な診査・診断を行えるとともに、患者さんとの治療計画を共有するのにも役立ち、治療前・治療後の状態の把握、将来的な変化への対応ができるようになるのです。さらには、学会や勉強会などで発表し、自分の技術や知識の向上、日本の歯科医療の発展のためには、写真で記録しておくことは、とても大切なものとなります。世界に日本の治療技術をアピールするためにも・・・。
そんな多くの理由により、貴重な治療時間を割き、写真を撮るのです。
当院において、審美治療、矯正治療、インプラント治療の術前、術中、術後の写真を何枚も撮るのは、そのためです。 - ・歯科医師の技術
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歯科医師にとって最も大切なことの一つとして、歯を正確に削るというものがあります。
歯科医師にとって、もっとも大切な技術の一つといえます。それは歯を少なく削るわけでもなく、多く削るわけでもなく、適切に、滑らかに、被せものがちゃんと綺麗に収まるようにしなければなりません。
これはかなり難しく、歯科医師間で、大きな差がでるところであります。その違いによって、例え同じ技工士さんが作った被せものでも、大きく精度が変わってしまいます。
歯を削ることに時間をかけ、被せものを合わせるのに時間がかからないのが、良い歯医者さんかもしれません。一番大切なところなのですが、一番解り辛いところなのかもしれません…。