インプラント治療で一番大切なのは
インプラント治療は大変難しい治療です!
インプラント治療で一番大切なのは、治療の質です!
インプラント治療は大変難しい治療です!
外科処置、歯周病治療、矯正治療、被せ物、かみ合わせ、予防歯科等、歯科医療におけるほぼすべての治療法の知識と技術が高いレベルでないと、痛くなく、良く噛めて、見た目が良い状態を長持ちさせるインプラント治療を行うことは困難です。
日本の歯科医師の中で、週末に勉強会やセミナーに参加している人は全体の3%だと言われています。その中でも学会などで発表している人は1%以下です。さらには、歯科医師を教えている歯科医師は、極少数です。。。
保険の中での処置などは、そこまで勉強しなくても良いかもしれませんが、インプラント治療などの高度な歯科治療はそれでは足りません。。。
海外では特別な歯科医師しかインプラント治療を行えない国も多いのですが、日本の場合、歯科医師であればインプラントメーカーのインプラントセミナーを1日受講すれば誰でも、インプラント治療を行えてしまいます。
現在ではZimmerBiomet社3iインプラント公認インストラクターとして若い歯科医師を教えている私であっても、インプラント治療は簡単にできる治療法ではないのです。
インプラント治療が多く行われている現在、他院で行ったインプラントの中に、いろいろな配慮を怠ったばかりに、残念ながら上手くいっていないインプラント治療があります。最近は、そういった治療のリカバリーをすることが多くなってきました。 特に難しいのは、骨が足りないところに行う場合と前歯に行う場合です。 インプラント治療初心者の先生に、講義中に言っているのは、骨が少ない場合と前歯のインプラント治療は、最低100症例以上こなし、十分に習熟してから行うよう指導しています。
私が多くの歯科医師からインプラント治療についての相談を受けてきて思ったのは、同じインプラントを使用していても、ある先生はほとんど失敗が無いと言い、ある先生は結構失敗していると言います。結局のところ、インプラント治療は、歯科医師の知識と技術のレベルによるものなのかもしれません。。。
インプラント治療は、正確な診査・診断、正しい知識、繊細な手技のもとで、初めて長期的に安定し、尚且つ見た目が美しい結果をもたらします。
インプラント治療は、総合力であり、外科処置、矯正治療、歯周病治療、被せ物の治療、見た目の治療、すべてを高いレベルで行うことが大切です。
ただ、残念ながら日本では、それがちゃんとできる歯科医師は、極少数なのかもしれません。
私もまだまだ完璧とは言えませんが、より良い結果を出せるよう、これからも日々精進していきたいと思っています。
丹野歯科医院 院長 丹野努